2店舗目をお考えですか?【美容室経営相談室】

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「そろそろ1店舗では足りなくなってきた」「ゆくゆくは2店舗目を出したい」と思う美容室オーナーは少なからずいるのではないでしょうか。そんな風に思える美容室オーナーは、1店舗目が成功したからに他なりません。しかし、2店舗目を出すということは、1店舗目と同じことをしていれば成功する訳ではありません。2店舗目を出して再び成功するためには、どんなところを注意しなくてはならないのでしょうか。いくつかありますが、まずは3つご紹介します。

どのタイミングで2店舗目を出すか

2店舗目を出すには、様々な条件がそろっていないと失敗する可能性が高まります。まずは、あなたの最初の美容室で毎月コンスタントに利益が出ていて、集客もばっちりな場合。そして、スタッフもあなたの美容室への理解度が高く、十分な人数がいること。最後にオーナーとして、資金面や経理面なども誰かと連携がとれていて安定していること、2店舗目を経営していく覚悟や自信があることが条件に挙げられます。これが揃う前にはじめても、穴の空いたバケツに水を入れるようなことになりかねません。

2店舗目はどんな美容室にするか

あなたの今の美容室はどんなコンセプトですか?アジアン系の落ち着いた感じでしょうか。それともハウスチューンが響き渡るモダンな空間でしょうか。来てくれているお客様はどんな客層でしょうか?美容室オーナーのあなたが「こんな美容室にしたい!」と言ってその想いがかなった美容室ができているでしょうか。それはともあれ、あなたの決めたコンセプトに共感してくれているお客様がいるから、あなたの最初の美容室は成功したのです。果たして、その最初の美容室のコンセプトを引き続き使いますか?それとも、あらたなコンセプトに挑戦しますか?ちなみに、後者は今のあなたの美容室のコンセプトから離れれば離れるほど、また0からのスタートになることを忘れないで下さい。そして、その新しいコンセプトが成功を収めるとは限りません。

どこで新しい美容室をやるの?

もしあなたが、最初に勤めた美容室の近くで独立した場合、あなたのお客様を連れてくるのはそんなに難しいことではなかったでしょう。一方で、都心部で勤めた後に、地方の地元に帰って、集客に苦労した美容室オーナーもいるでしょう。このような集客の問題はもちろん、スタッフの人数も考えなくてはいけません。人件費が一番お金がかかりますから、そこを抑えるのであれば、あなたの最初の美容室から近いところに2店舗目を出した方が良いでしょう。予約状況によって行ったりきたりできますので。しかし、近くに良い物件が見つかるとは限りません。最初の美容室から遠ざかった場合、客層がまるっきり変わる可能性もあります。今までのあなたの美容室のコンセプトが受け入れられる場合もありますし、その地域では
新しいコンセプトの方が人気が出るかもしれません。おすすめなのは、最初の美容室から近いところで同じようなコンセプトで2店舗目を出すことです。リスクが少なく、失敗する確率がぐんと減るでしょう。

技術者から経営者へ

美容室オーナーであるあなたが、最初の美容室をはじめた頃は、あなた自身が先頭を引っ張れば、スタッフが付いてきてくれて、今の成功を収めることができるようになったでしょう。しかし、もう1店舗増えるということは、片方はあなたが引っ張ることができなくなってしまいます。ですので、信頼ができてリーダーシップのあるスタッフが必要になってくるでしょう。また、1つ目の美容室を経営してみて、時間や体力にすごく余裕があった訳ではありませんよね?となると、事前の緻密な計画が大切になります。片方に付きっ切りになっている内に、片方が死んでしまったでは目も当てられません。本当に2店舗目もうまくいくのか確認しながら計画する必要がありますね。そして、2店舗目を始めるということは「お金」が必要です。資金調達ができなければ、安心して2店舗目は出せません。会計士などの、経営や資金調達の相談ができるパートナーがいると、滞りなく2店舗目を出してスムーズに経営ができるようになるでしょう。

2店舗目を出すということは、美容師つまり技術者の時間を、必然的に減らしていかなければなりません。なぜなら、「経営」の力が必要になるからです。あなたの分身になるようなスタッフ教育をしたり、お金を集めたり、事業計画を立てたり、やらなくてはならないことが山ほどあります。もしあなたが「一生、お客様と接していきたい」というのであれば、2店舗目を出すことはおすすめしません。美容室オーナーであるあなたが、2店舗目を出しても尚、昔のように技術者として振舞っていると、必ず2店舗目は失敗していまします。2店舗目を出すのであれば、あなたの美容室が繁盛するために時代の先を読み、あなたの美容室が潰れないように危機管理を徹底したりする経営者としての責任が求められます。また、スタッフや、パートナーの方と積極的にコミュニケーションをとることが、2店舗目を失敗せずに成功を収めるポイントなのではないでしょうか。

参考:美容の経営プラン「いざ、2店舗目へ」