担当の美容師を変えたい女子大生

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「担当の美容師を変えたい」と大学生の女の子が言うので、「変えればいいんじゃない?」と私が言ったら、そう簡単にはいかないと言っていました。女子大生の女子会でその話題が上がった時の話が興味深かったのでご紹介します。

 

1、担当を変えたい女性の心理

別に、不満がある訳ではないけど、あっちの美容師さんにもやってもらいたい、隣の芝が青く見えるケース。それから、ちょっとだけ担当の美容師に不満があるけど、美容室を変えるまででもないというケースなどさまざまな心理があるようです。

 

1−1 髪の毛洗ってくれた男の子がいい

この話を聞いて衝撃的だったのですが、女子大生いわく「髪を洗ってくれた男の子の方が話しやすかったから、髪を切ってくれたおじさん(30代後半トップスタイリスト)よりあの男の子(20代前半アシスタント)がいい」と言うのです。そもそも、お客様はどの美容師がどの施術をできるかが分かっていないことが多いのです。

「あのおじさん、なんか知らんけど、普通のカットメニューよりプラス1000円するし」とトップスタイリストの汗と涙の修業年数を無視した女子大生の発想です。この女子大生が世間知らずなのではなくて、新人1年目のアシスタントはまだお客様の髪を切らせてもらえないのは、業界のことを知る人でないと知らない事実でしょう。

勇気ある女子大生は、店長(推定)から新人に変えたいと懇願。案の定「ごめんね、彼はまだ髪を切れないんだ」と謝られたそうです。まさかの物理的に担当美容師が変えられらないパターンです。
 

1−2 担当の美容師さんがかわいそう

担当が変えられない女性の最も多い理由は「裏切った」感じが後ろめたいという点です。心の優しい女性は、お客様の立場に甘んじることなく美容師を思いやることができます。「だって、担当を変えたら美容師さんが『何か嫌な思いさせちゃったかな』って思うかもしれないじゃないですか」と女子大生。なんて心優しいのでしょうか。

指名替えは別に気にしないという美容師は多いようですが、お客様の心理としては変えたくても変えられないのは、日本人ならではの人情からきているようです。
 

1−3 全部食べてみたい

女性にバイキングが人気なのは、あれもこれも食べられるからです。飲食店で同じメニューを食べ続けることが多い男性と比較すると、女性は食や美に対して好奇心が非常に強いのが特徴です。特に美容室に通う中より上以上の美意識が高い女性は、常に自分を高めてくれる何かを探し求めています。

その女子会で最も美しい子いわく「その美容室の全員を試してみたい。それで、1番いい美容師を私の担当にしたい。でもそんなビッチにはなれない」と言っていたそうです。ビッチまでいかないにしても、同じ美容室内で図太く美容師を渡り歩ける女性は少ないようです。
 

【まとめ】 ファミレスのメニューみたいだったらいいのに

美容室側の事情では、カルテの管理上同じ美容師の方がいいから、指名がインセンティブや評価につながるからなどの理由で、指名替えを行っていないことが多いようです。女子大生の発想で面白かったのは、ファミレスみたいに、メニューがあって、担当を好きに選べたらいいのにという点でした。

担当に不満はないけど、満足はしていないお客様のために、「他のスタイリストを美容室側から提案する」のはいかがでしょうか。お客様の満足度を上げ、あなたの美容室にあしげく通ってくれるファンを作ることができるかもしれません。

 

日本美容室出版

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