オーナーが倒れたらTHE ENDな美容室

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これは危ない!オーナーが倒れたり、いなくなったりするとその美容室自体が傾いてしまう特徴を発見してしまいました。先日、大手サロン専売品メーカーに勤める友人がヘッドスパがオススメだと言って教えてくれた美容室に行ってきました。腕が良いオーナーの予約が2ヶ月先までなかなかとれない中で紹介枠に入れていただき、喜んで伺いました。実際に施術を受けて接客共に大満足だったのですが、とある大変なことに気がついてしまいました。ここはこのオーナーがいなくなったら絶対に大変なことになると感じたのです。

オーナーしか指名がとれない

とにかくオーナーが美しく、女性の私でも惚れ惚れしてしまう程で、パーっと華がある方でした。ハーフで芸能人で言えばローラさんに顔もスタイルもそっくりで、あと2年で40歳だなんて嘘だと思うくらい若々しいのです。モデル経験があるそうで、すごく納得。しかも美人なのに感じが良くて、もうこれはこの方に会いにくるだけでも価値があるという位、素敵な方でした。そんなオーナーは定休日以外は朝から晩まで予約が入っています。オーナーにまた会いたい、また施術してもらいたいと、リピート率は何と !95%!著者もちゃっかり次回予約をしてきました。

そんな素晴らしいオーナーの悩みは「私しか指名がとれない」ことだそうです。これは小さい美容室ではよくある悩みですよね。せっかくクーポン誌などで来たお客様を他のスタッフに割り当てたのに、オーナーに釘付けで、次回はぜひあの方(オーナー)にやってもらいたいと帰っていくそうです。オーナーいわく、「このままじゃ私、倒れちゃうかも」と冗談で言っていましたが、笑い事ではありません。もし彼女のマンパワー以外で集客ができていなくて、スタッフが指名をとれないと、 売り上げのほとんどを彼女が作っているのですから、倒れたら売上が立たなくなり、経営難に追い込まれるのです。オーナーがいなくても集客できる方法や、優秀な人材を引っ張ってくる、現在のスタッフを強化する方法を考えなくてはなりません。

ハード面がお粗末過ぎる

美容室の住所に到着すると、何やらおんぼろのビル。今にも止まってしまいそうなエレベーターに乗り、「これ、紹介じゃなかったら途中で帰りたくなるかも」と思いながら美容室の前に行くと、これまたお粗末な作り。おんぼろビルの感じをそのまま引き継いで、中に入っても古さが隠しきれない。まだ創業したばかりだから仕方がないのかもしれませんが、第一印象は正直最悪でした。それでも、そんなの関係ないぐらいオーナーの接客や施術が素晴らしいのです。まあしょうがないかとすら思えてくる程でした。

これは、そうとうな腕がないとこのハード面は不満が残るかもしれません。備品も100均で揃えた?というような物も多く、清潔感こそあるものの、お世辞にも値段程の高級感はありませんでした。オーナーの人柄に免じて業界平均の倍以上の料金を満足げに支払いましたが、それなりの値段を払うのであれば、値段に見合ったハード面にしたいものです。場合によっては利益が出たした後に、リニューアルとか近くに移転とか検討した方がよいかもしれません。

スタッフの思考が育たない

これまたオーナーの気遣いが素晴らしいのです。お客様だけでなく、スタッフにも超絶気を配ります。「◯◯ちゃん、19時に私のお客様来るから、準備が終わったらゆっくりしててね」「お願いしたサイトの更新できた?分からなかったら聞いてね」「そうだ、△△さんの差し入れ、手が空いたら裏で食べていいよ」もうすっかりスタッフもオーナーを崇拝しているので、素直に笑顔でハイ!と答えすぐに実行します。めちゃくちゃ店内の雰囲気も良いのです。ですが!オーナーが真っ先に気がつき指示をしてしまうので、スタッフが自分で動けなくなっているようでした。オーナーがいない時のスタッフは心なしかボーっとしていました。

なぜそんなことになるかというと、スタッフ自身で「気がつかない」からなんです。自分で気がつかないから覚えられない、習慣化されないのです。こちらのオーナーは伝え方は非常に感じが良くて、素直に動きたくなる働きかけをしていました。ですがこのままでは、オーナーの声掛けがなくなると自分で動けなくなってしまうのですね。お腹が空いている人に、魚の釣り方を教えるのではなく、魚を与えてしまってはいつまでも空腹は解決されないのと同じことです。いつまでも自分で魚が釣れないので、何度でも空腹に苦しむのです。

お客として行くには問題ない美容室だったのですが、オーナーが素晴らし過ぎる点で、これから経営が大変だろうなと感じてしまったものでした。こんなにもオーナーの良い意味で力が強すぎてそれだけで前に進んでいると、それはそれで経営的に問題なのですね。何より、稼ぎ頭のあなたがいろんな意味で苦しまないためにも、自分以外の部分もケアや強化をしていかなくてはなりませんね。

 


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