定価で化粧品を売っても生き残っている理由

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【今回のポイント】

繁盛していたり、長年営業しているのには必ず理由があります。
ライバルの美容室からそれを学ぶこともとても大切ですが、
サロンとは全く関係のないところからその秘訣を発見できることがあります。
今回は同じ美容繋がりですが、他業種の化粧品を売っているお店の
繁盛しているポイントをご紹介します。

近所にある化粧品販売店がすごい

化粧品というのは、様々な商品があり、デパートやドラックストアや通販で買うことできる商品です。
とにかくライバルが多く、化粧品を売って生き残るというのはなかなか難しい時代です。

そんな中、家の近くに化粧品を定価で売る店があり、何と今年で15周年だと言います。
そこで扱う化粧品は、数十メートル先のドラックストアで20%くらい安く手に入ります。

しかも失礼ながら、作りは古く、店は20㎡もない狭い店舗です。
店員さんは40代前後の方が多く、なんだか垢抜けない感じでデパートのBAさんとは比べてはいけない感じでした。
それでも2席あるタッチアップコーナーは、店内を覗く度に席が埋まっています。
がっつり紙袋で化粧品を買って帰る方もちらほら見かけたことがありました。

この化粧品販売店は何がすごいの?

著者は最初、定価で化粧品を売り、さえない店員さんがいるこの化粧品販売店をバカにしていました。
今時、定価で化粧品を売るなんてとか、もう少し若くて綺麗な店員さんを雇えばいいのになんて失礼なことを思っていました。
前を通る度に、よくやっていけてるなぁなんて思いながら、入りたいとすら思わずに通り過ぎる日々が続きました。

しかしある日、化粧下地を切らしてしまい、それに気がついたのが夜の8時くらい。
ドラックストアに駆け込んだものの、気に入った物がみつかりません。
そこで、いつも小バカにしていた化粧品販売店に入ってみることにしました。

すると、警戒心の高い著者にスッと入り込むように話しかけ、あれよあれよと
タッチアップコーナーに座ってしまい、肌の悩みを言うとすぐさま3種類くらいの化粧品を提案してくれ、
実際に化粧をしてもらい、下地を買うだけのつもりが、ものの見事に下地以外にもリップなど2万近くの買い物をしてしまいました。
全て定価の化粧品で近くのドラックストアで買えるような物も含まれていました。時間は20分と経っていない間の出来事でした。
スタッフさんの知識、提案力、接客マナー、営業力全てにおいてほぼほぼ満点だったのです。

そして後日、サンキューレターが届きました。
毎月ニュースレターやお得な情報が入ったDMやサンプル品まで送られてきます。
年末には、A4サイズの封筒で最新のサンプル品と抽選会をやると、数ページにわたる告知が届いたのです。

「化粧品販売店なのによくやってくれるなぁ」なんて思いながら、またフラッと寄っては化粧品を買うことが続きました。
相変わらず店員さんは丁寧で頼りになり、何人か顔見知りになる程、通い買うようになりました。
するとある日、◯◯様だけのご案内という全て手書きの手紙が届きました。

なんと、高級エステの無料体験会のお知らせだったのです。
この化粧品販売店は化粧品を売るのがメインではなく、2階でエステの施術をするのがメインだったのです。
うん十万するエステのメニューは完全予約制で、著者が無料体験会に行った時にも数ヶ月先まで予約が埋まっていました。
実際に体験してしまうと、どうしてもまたやってみたくなるもので1番安いコースで次回予約をしてしまいました。

前回の田中さんの記事を覚えてますか?
これです。『これ分かってなくて経営がうまくいくわけないでしょ』「
これが正にFEとBEの関係です。化粧品を定価で売っているもののスタッフが所狭しと配置されていたので、
恐らく人件費を含めると赤字でしょう。DMなどがあれだけ送るのもかなりの手間とサンプル品の費用と送料など、
あっちこっちでかなりの投資がされています。

ですが、最後のエステで全てを取り戻すことができます。著者が半年で使った金額は10万円では足りません。
ドラックストアでそんなに使ったことはありません。デパートの化粧品売り場も大好きでよく行きますが、
1つのお店でそんなに使ったことはありません。長い時間をかけてこの化粧品販売店にうまく気分よく乗せられていたのです。

アンテナと取り入れる力

この化粧品販売店から、美容室でも真似できる点がいくつもあります。あなたは見つけられますか?
あなたの美容室で定価で化粧品を売ってみて下さいという話ではありません。
今回のポイントは、普段から経営に役立つことはないかとアンテナを立てること、
それをどのように自分の美容室で取り入れるかを考えることがポイントなのです。

ライバルの美容室を見ていても既にやっているアイディアばかりだったりしませんか?
そんな時こそ、他業種からもらえるヒントを活かすことも大切なのではないでしょうか。

 


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